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もう7月になりましたね。コロナウイルスの話が出てから、ちょうど半年になりました。

私も最初の頃は、本当に興味深く状況を注視していたのですが、すごく長かったですね。

ということで、今一度、振り返って見ることにしたいと思います。

医師や科学者の予想は的中したのか

  • 皆さんは医師や科学者といえば、エリートの集団と言うイメージを持たれるかもしれません。そうですね。ニュースなどで、○○氏がこんなすごい世紀の大発見をしたとか、流れたりします。でも、それはほんの一握りの成功者が表舞台に出て来ているだけです。
  • 研究者は論文を雑誌社やコミュニティといったところに投稿するのですが、その倉庫と言われるもの(リポジトリとかアーカイブとか言います)に大量の報告が蓄積します。しかしながら、これらのすべてが有益な内容かというとそうではありません。玉石混淆と言われます。ですので、これらの論文を大量に吟味して、「結論としてこうこうではないか」と言ったレビューなるものが出されて総括されるわけです
  • 研究者を取り巻く環境を知っておられる方であれば、研究というのが大変なものであるということは理解に難くないと思いますが、実際そうなんですね。
  • ただ、今回のパンデミックにおけるcovid-19についてわかったことなど、有益な情報などはまだ少ない方だと思います。ですから、日々全世界の多くの国々が悪戦苦闘しつつ、対策をしていると行った状態です。
  • ということで、医師や科学者たちもよく予測(prediction)を論文などにして報告を多くしてきたわけではあるんですが、それらの半分ぐらいは的中していません。でも、それは仕方のないことなのかもしれません。未知の研究対象だから、仕方のないことだと思います。
  • 余談ですが、政府の「専門家会議」や「分科会」で専門家たちが予測していた内容もあまり参考になりませんでした。政府の意向というバイアスがかかった科学者のアドバイスは専門でない一般人でも首をかしげる内容が多かったような気がします。

「共生」というよりは…

  • よくメディアが「コロナウイルスとの共生を図っていかなければならない」と言ったりしますが、私は少し違和感ありかと。
  • なぜなら、「共生(symbiosis)」というのは、相互に有益な作用をもたらすという形を指すからです。生物Aが生物Bを利用して攻撃ばかりしたりしていて、BがAの恩恵を受けることがなければ、それは共生とは言えないからです。「寄生(parasitism)」というのが妥当かもしれないと思います。ただ、covid-19がヒトに対して何か有益な作用をもたらすという研究成果が出れば、別の話なのかもしれませんが。現状は、ウイルスの害がクローズアップされているわけですので、「共生」というのはいかがなものかと。そう思ったんですね。
  • ただウイルスというのは、有益なものも多く存在するわけです。一例ですが、進化における役割もよく知られています。
  • そういえば、「共存」という言葉もあったっけな。coexistenceとか、live togetherとか、思いつくものがあるけどどれが適切なのかわかりません。脅威としか感じられないのもあるし。
  • ワタシ的にはには「with corona」がしっくり来る気がするんですけどね。

コロナといえば「ジョンズ・ホプキンス大学」というぐらい有名になった大学

  • ジョンズ・ホプキンス大学ってどこ?
  • 米国と言った響きがありそうって感じですね。実際、米国の大学です。Wikipediaで調べたのですが、すごいところらしい。全米の大学を順位付けする雑誌によれば、以下のようだそうなんです。
  • 公衆衛生学: 第1位
    医学: 第2位
    看護学: 第1位
    医用生体工学: 第1位
    細胞生物学: 第2位
    神経科学: 第3位
    医療政策学: 第4位
    統計学: 第3位
  • すごい称号の顔ぶれですね。ということで、この大学がなぜ有名なのか、というとコロナウイルスの全世界における感染状況を確認できるサイトを公開しているからです。私も1月からよく確認していました。公衆衛生学、統計学のエキスパートが開発されたのだろうと思います。
  • サイト(英語版のみ)はこちら
  • 下の状況は、7月18日現在の内容です。

johnshopkins.jpg

  • いや~すごく続いていますね、と思いました。しかもちゃんとデータを取ってくれているから非常に参考になります。
  • 私が初めてこれを見たときは、感染者数はまだ10万人を超えていませんでした。感染者数1位は中国だったんですね。で、韓国の宗教団体で大量に感染者が出たという話もあった頃なので、2位が韓国だったんです。それが今では、こんな順位になっているわけです。予想だにしなかった展開です。
  • US、Brazil、Indiaがかなり多くなっています。
  • 私もコロナは次第に落ち着くだろうと思っていましたし、100万人に達したときはほとんどの国がロックダウンなどの厳格な措置を取っていたわけですので、感染者数は次第にシグモイド曲線を描くだろうと思っていたわけです。1000万人なんか夢にも思っていませんでした。シグモイド曲線ってどんな形?こんな形です(Wikipediaへリンクします)。
  • しかしながら、全然シグモイド曲線になっていないじゃないかと、不安を覚えさせるように感染者数はその増加を止めません。いつになったら、落ち着くのでしょう?
  • 一日あたりの新規感染者数が現在でさえ、最大を更新しています。26万人も出ているそうです。3月頃は一日あたり10万人行くか行かないかだったので…
  • 引き続き、ジョンズ・ホプキンス大学の公開してくれている貴重な情報源、今後も確認していきたいと思います。

2度目の緊急事態宣言は出すべきでは

  • ところで、日本での話になります。今週、7月中旬ですが、毎日のように東京では200人を超える感染者が報告されています。
  • やばいと思っている人は多いと思います。東京の人でなくても、それは直感的に理解できるかと思います。
  • 政府としては、「2度目の緊急事態宣言を出す状況ではない」との説明だそうです。
  • 政府の説明では、こういうことだそうだとか。
    1. 「重症患者数が少なく、病床が逼迫していないため、4月のときと状況は異なる」
    2. 「PCRの検査数を緩和して増やしているため、陽性者数が増えている。探そうとしているわけだから増える」
  • これは私個人的には的外れであると思います。毎日のように200人出ているというのは、それが20日(たとえば7月11日から31日まで)も続けば4,000人の感染者を生むわけです。おそらく、7月下旬も減少することはないかもしれません。彼らは、隔離可能な場所に移動させられます(なのに、なんと感染者に対して連絡がつかないということもあるとか!大問題です)。ただ隔離する場所が4,000人分あるかもしれませんが、それも今のうちだけではないかと懸念します。これ以上増えたら、対応者の負担も大きくなり、かつ一方で重症者も増え、医療従事者の負担も大きくなります。
  • 「検査して陽性だったら、無償で隔離する」ということは、法律で決められているわけなので、国としては負担を増やしたくないと思っているかもしれません。しかしながら、自由に国民を移動させたら、感染者が増える=負担が増えるのではないでしょうか??うーん少しいかがなものかと。
  • 3月、4月のころ、検査が受けられなかったときは、政府は「感染していても対応しない」というスタンスだったんだろうと思います。それが今では、「感染していれば対応します」というスタンスに変わったということです。ということは、感染者がこれだけ増えているのだから仕事の量が増え、負担が大きくなっているということなのに、なぜ上のような説明になるのか不思議…
  • 感染者が増えると、多くの人に負担を強いることになります。できれば早く行動制限などの思い切った政策に踏み切ってほしいものです。
  • 一部の国民が努力しているのですから、その努力を一部の国民が(あちこち動き回る事によって)無駄にしてしまわないよう、政府は全国民に対して一律に行動制限をかけられるよう、行動に移してほしいと思います。
  • 私達も、家の外が平穏な雰囲気で、整骨院に患者様が来院していただきたいと思っていますし、感染者数が減ってくれれば…と思うばかりです。

今後どうなるの

  • それにしてもこれだけ難しいウイルスだということですね。RNAウイルス、恐るべし。
  • 全く予測が付きませんし、「夏になれば流行は終息するだろう」とか言う話も誰かがしていましたし、そうなりませんでしたね。誰だったかな、アメリカの科学者の方々だったかもしれません。
  • 現在、ワクチン開発があちこちで進んでいるそうですが、順調ではなさそうです。ワクチンをもってしても、ウイルスに対する防御機構をフルに出せないというのが理由のようです。
  • ところで、コロナウイルスは進化が早く、すでに世界の各地では、例えばニューヨーク株、欧州株、などと言ったふうに進化型が流行していると聞きます。これは、遺伝子解析によって判明したことなので、武漢株とは若干性質が異なるウイルスになってしまっているということです。北京株というのも出てきているらしいという話もあったような気が。
  • 同様に、日本国内でも東京株などというようなものが出てきてもおかしくないと言われています。
  • 一般論となりますが、細菌にしても、ウイルスにしてもそうなのですが、強いものほど、生き残りやすいと言われています(ちなみに、強い=強毒性ではないですよ。体内にしぶとく残存するという意味です)。ですので、強いタイプのコロナウイルスが蔓延したときは、やはりロックダウンなどの行動制限に踏み切らないといけなくなるケースも想定が必要なのかなと思ったりします。
  • すこし考えたんですが、最近五十年に一度の大雨が降ったとか、大雨特別警報などが出ていますね。これ昨年もあったような気がするんですが、地球全体で異常気象などが「異常」というよりは当たり前のようになってきているのではないかと思います。地球温暖化が原因なのかもしれませんが、それによって、動物界に対する影響が出ているのかもしれません。悪い影響かもしれませんし、ウイルスが出現したのも、なんか関係があるのかなと。
  • 地球が住みやすい惑星で有り続けますように、と祈りたくなりますね。

当院での取り組み

  • 当院でも、春より新型コロナウイルス対策として、いくらかの院内対策をしてきています。
  • 患者様にも協力をしていただき、不便かもしれませんが今後ともWith coronaでやっていきたいと思います。
  • 密にならないよう、適度な距離をおいたり、マスクをすることがお互いの感染防止につながります。
  • 今後、緊急事態宣言が再度発令された場合は、再度休業する可能性がありますが、ご理解いただけますと幸いです(現在のところ未定です)。