
鍼灸とは
- 鍼灸治療とは、鍼(はり)とお灸(きゅう)を使用し、身体に適切な刺激を入れることで改善を促す治療法です。
鍼灸と免疫
- 身体に多数存在する経穴(ツボ)を適切に刺激することで、身体が本来持っている自然治癒力を高め、病気に対する抵抗力、免疫力をアップします。
- 鍼灸の効果の1つに、白血球の増加、向上などがあります。
鍼灸と自律神経
- 鍼では、使う鍼の長さ、強弱、深さ、タイミングなどを操作することにより、自律神経の調整を行うことができます。
- ストレスや何らかの原因で、交感神経と副交感神経のバランスが乱れる、内臓・ホルモン分泌・体温・呼吸・血圧などにさまざまな症状が表れます。(自律神経失調症)西洋薬の長期服用などにより、本来人間が持っている機能を弱らせてしまうのではなく、鍼灸により、自然治癒力を高め、出来るだけ早く回復させることができます。
主な効果
鍼 (はり)灸(きゅう)はどんなものを使っているの?
- 当院では、使い捨ての鍼(ディスポ鍼)を使用しています。
- 髪の毛より細い鍼(0.12mm~0.25mm)まで、お顔から腰、部位によって使い分けています。
- お灸もソフトからハードまで数種類使用しています。


- 鍼とお灸はとても相性が良く、同時に施術することが可能です。
- 鍼とお灸、それぞれの特徴を活かし、組み合わせることにより最大の効果を引き出しています。


お灸について
- お灸は熱くて怖いというイメージがありますが、当院では色々なお灸がありますので、刺激量を調節できます。
お灸が効くのはなぜ?
お灸をすることにより、
がおこります。
- 温熱刺激で生産されるタンパク質をHSP(ヒートショックプロテイン)と呼びます。
- これは、傷んだ細胞を修復する働きを持ち、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力をもっています。
施灸することにより
- カラダを元気にする
- 生命エネルギー(気を活発にする)
- 未病に防ぐ
- 肌つやをよくする(コラーゲン合成を促進)

適応症
- 冷え、かぜ、咳、目・耳・鼻の症状、頭痛、肩こり
- 風邪の初期症状、逆子、不妊症、円形脱毛症、膀胱炎
- 胃腸などの内臓機能の低下

東西医学
東洋医学的鍼灸治療
- 経絡、経穴へのアプローチ
- 自律神経を整える
- 東洋医学では、気・血・水が人体を構成していると考えられています。
- 気・血・水がバランスよく体内を循環することで生命活動が維持されています。
- 目には見えませんが、気・血・水を運ぶ道が経絡であり、経穴(ツボ)は経絡 という道にある駅にあたります。
- 経絡療法では、経絡の病的状態を診断して、必要な経穴(ツボ)に鍼を刺し、 経絡を調整し、身体のバランスを整えます。症状に応じた対症療法的な治療もあります。

適応
- 婦人科系疾患(不妊症など)
- アトピー性皮ふ炎、円形脱毛症
- 肩こり、腰痛、自律神経失調症、
- 顎関節症、顔面神経麻痺

西洋医学的鍼灸治療
- 当院では、トリガーポイント療法を行っています。
- 筋肉をつつむ筋膜は、血管とからみあい全身にはりめぐらされています。
- 筋膜がねじれ、癒着すると小さなコブができ、血管を押しつぶして血流が悪くなります。
- たくさんのコブができると痛みの引き金になります。
- これがトリガーポイントです。
- このトリガーポイントは筋膜を通して、関連痛として違う部位にも痛みを発症します。
- 当院では、このトリガーポイントを正確に見つけ、鍼とトリガーポイントマッサージにより、筋膜のねじれ、癒着、ちぢみを改善します。
- 痛みの根本治療
- 可動域制限を改善する
- スポーツパフォーマンスを向上させるのに効果的です